Categories

Calender

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< June 2018 >>

Recent Entries

Archives

w closet×JUGEM

俳句関連・書籍など 紹介

副会長・夏井いつきの新刊ご紹介

夏井いつきの「花」の歳時記
一つの季語に特化したカラー歳時記第二弾!

 


今回は桜づくし。とにかく美しい!

様々に表情を変える桜の写真と俳句とのコラボレーションが見所の一つですが、有名句だけでなく、市井の俳人から応募されたバリエーションに飛んだ48句が載っていて、それらが絶妙な並びの中で味わえるのも楽しい一冊です。
また、桜の専門家との科学的インタビューに加えて、実際には350種あるという桜の中から選ばれた厳選100種の「桜図鑑」もカラーで掲載されており、「俳句はまだ…でも桜のことを知りたい!」という方にもオススメ書籍になっています。

 


「桜」ならではの構成で、「雪」の歳時記とはまた違った味わいの一冊です!
夏には「時鳥」が刊行予定とのこと!「時鳥」でも、有名句とのコラボ企画は継続のようです。夏に向けて、「時鳥」の投句にチャレンジする春にしてはいかがでしょう!
 

  • 2018.03.03 Saturday
  • 09:51

備忘録〜個人的・書籍の感想〜

朝井リョウ『世にも奇妙な君物語』

テレビドラマ「世にも奇妙な物語」のファンである朝井リョウさんが、映像化を夢見て勝手に原作を書き下ろしたという5つの短編集。

 

 

やはり、ウマイ!朝井リョウならではの"毒"が、「世にも奇妙な物語」的設定にピッタリはまっていて、どの短編も一筋縄ではいきません。しかも、毒だけでない、現実をしっかり写した書きっぷりも健在で、途中ウルっとこさせるところまで織り込むのが彼らしい心憎い演出。

映像化しても面白いのでしょうが、主眼はそこにはなくて、一見ドラマ的仮面を被りながら、実は現実生活に潜んでいる(当たり前になりすぎて気が付かない)奇妙さを描き出した小説だと感じました。もしかすると、現実のあなたはどうですか!?という問いがタイトルの「君」なのかもしれません。

そして、もしドラマ化するなら…、あえてモデルとなった俳優さんたちが分かるようにパロディ的に作られていた最後の短編の映像化をのぞみます。ぜひとも、ご本人方に出演して頂きたい(笑)

  • 2018.02.24 Saturday
  • 12:27

備忘録〜個人的・書籍の感想〜

池田晶子『人生のほんとう』

中高生にも分かりやすく語りかけの文体で書かれた哲学入門書『14歳からの哲学』でも有名な池田晶子さん。『人生のほんとう』は、彼女のコミュニティ・カレッジの全6回の講義が収録されてた大人向けの哲学書。子ども向けの『14歳〜』では使えなかった、反語や逆接もふんだんに取り入れられていますが、「語り」の形式が取られているので、書き物を読むよりも分かりやすくなっています。

近代文学を専攻していた私自身は、近代小説の「自我」とか「個人性」といったものが哲学的思考に直結しているものと、安易に感じてしまっているところがあったのですが、池田さんの著作を読むと、哲学と文学は別物だとその根っこのところから覆えされます。いわゆるイメージとしての哲学を破壊するところからの出発で、日常で全く思いも寄らない(哲学的)考え方に浸っていく面白さを味わえます。

 

 

「普通に『人生』と呼ばれているものが何なのか、それを哲学的に考えるという話ですので、個人的な人生観ではないし、ましてや現世的処世訓でもない」(あとがきより)

 

詳細は、『人生のほんとう』を読んでもらうしかないのですが、「謎を生きているという自覚」のもとに、ただそこに「ある」こと。(哲学的には「ない」と言うべきなのかもしれませんが)その「ある」ものをとらえようとする捉え方の違いで、哲学になったり、宗教になったり、文学になったりするのだろうなとも感じました。とすると、別物とは言いながら、「言葉」というものを介して思索していくと言う意味で、やはり、人文科学という共通項があるのだとも改めて感じました。

少なくとも、常々大事な選択を迫られた時に「ご縁」を最優先してきた私には、とても受け入れやすい哲学的「人生」論でした。

  • 2018.02.17 Saturday
  • 15:54

募集&ご案内

教員対象 鑑賞と創作・セミナー情報

先日授業実践をご紹介しました福岡女学院中学校の谷口奈々美先生から、教員対象のセミナー情報を頂戴しましたのでお知らせいたします。

 

講座名:教員のための俳句入門ー鑑賞と創作と指導法のヒントー

上野一孝先生(3月31日駿台お茶の水8号館)

 

 

駿台教育研究所主催のイベントのようです。

 

セミナーご案内(ここをクリック)

 

↑にて詳細はご覧頂けますし、ページをお進み頂きますと、34ページに申し込み方法なども記載されていますので、ご参考になさってください。

 

※ 皆様、どうぞイベント情報等もお知らせください。

  • 2018.02.13 Tuesday
  • 17:56

実践報告・お便り

実践報告「名句で句会」「クラス句会」福岡女学院中学校

「クラス句会」や「名句で句会」などの俳句の授業を、アクティブラーニングとして取り入れていらっしゃる、福岡女学院中学校の谷口奈々美先生より実践報告が届きました。

谷口先生は、2015度から、毎年改善を加えながらご実践を重ねられており、今回沢山の、俳句創作の授業のヒントとなる資料をお送り頂きましたのでご紹介いたします。(2016年度の資料を中心に掲載いたします。)

 

授業の手順

 

 

第一次のワークシート

 

 

 

第二次の名句で句会プリント

 

 

 

(nhkk事務局注)

「教員が解説や解釈をする以上に、生徒達自らが深く速く作品をよみとりました」とのこと。

 

 

 

句会提出用

 

 

 (nhkk事務局注)

俳句は、「学校生活の『いま』を題材に」詠んだそうです。

 

第五次の結果プリント

 

 

 

 

 

(nhkk事務局注)

各クラス毎に、全員の俳句と、それぞれの俳句を選んだ人の内訳、先生からの講評が載せられています。校内誌「わかぎ」にも全員の句と講評が掲載されています。

 

 

2015年度分

 

 

授業振り返り(写真内の傍線は、nhkk事務局)

 

 

俳句の創作が授業に取り入れられていくことで、「表現力が支える読解の力の意義」という教員側からの評価が得られたのはもちろん、生徒達それぞれが「作品読解も深まった」と「体感」した実践となったようです。

先生からも、「生徒みずからが表現し、批評する力を確実に身につけてくれている実感があります。」とお便りを頂きました。

福岡女学院中学校は、「国語表現の時間に短歌、小説、俳句、エッセイなどを書かせて」いて、昨年は短歌甲子園で優勝されたそうです。そこに、継続的な俳句創作の授業が組み込まれることで、これからどのように発展していくのかさらに楽しみです。

 

谷口先生、今後の課題にされていらっしゃいます「全体句会」→「批評文」など、今後のご実践も、ぜひともお寄せ頂きますようお願いいたします。

  • 2018.02.11 Sunday
  • 11:24