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募集&ご案内

公開講座のご案内

中学生から社会人を対象とする、「つくる、わかる!俳句入門」の公開講座が、東京家政学院中学校・高等学校で開催されます。

充実の講師陣の講座が無料で参加できるとのこと。〆切は10月13日(土)。

詳細は以下(東京家政学院中学校・高等学校HPより引用)をご覧ください。

 

公開講座のおしらせ

ごきげんよう。

東京家政学院中学高等学校公開講座を以下の通り実施します。ぜひご参加ください!

つくる、わかる!俳句入門

【日時】10/27(土)・11/17(土)・11/24(土)・12/1(土) 14:00〜16:30予定

【対象】中学生〜社会人(定員15名程度/10/13(土)しめきり)

【講師】鴇田智哉先生・堀下翔先生・関悦史先生・佐藤文香先生(サブ講師:児島豊(本校教諭))

【費用】無料

初心者も経験者も、俳句の作りかた・読みかたを楽しく学んでみませんか?

内容・申し込み方法の詳細は以下のpdfファイルを御覧ください。

公開講座俳句PR.pdf

東京家政学院中高公開講座申込用紙.pdf

  • 2018.10.10 Wednesday
  • 19:06

備忘録〜個人的・書籍の感想〜

村田沙耶香『殺人出産』

前回好い出会いをさせてもらったので、引き続き村田沙耶香さんを。

思いもよらない…。これは近未来の日本なのでしょうか…。

人が人工授精でしか子供を産まなくなってしまった時代。偶発的な出産がなくなったことで、人口が減り、恋愛や結婚とは別に命を生み出す自然なシステムが必要となり、そこで作り出されたのが、10人産んだら1人殺しても良いという「殺人出産制度」。殺人の意味が大きく変わり、それを行う人が「産み人」として崇められる世の中です。一方、「産み人」としての正しい手続きを取らずに殺人を犯す(命を奪う)と、「産刑」といって、男性も人工子宮を埋め込まれて、一生牢獄の中で命を産み続ける刑に処せられます。そして、「産み人」に殺される「死に人」は、皆のために犠牲になった素晴らしい人として送り出される…。未来の命をつなぐのが、殺意であるという驚きのスト-リーでした。

 

 

「産み人」として10人目の出産を迎えようとしている主人公育子の姉・環。姉自身も「産み人」から産まれているので、育子とは血が繋がりません。もちろん、他の産み人や死に人たちも話に絡んでくるのですが、さて、姉が抱いている殺意とは…。そして、象徴的な名を持つ育子の選択する道とは…。命短いものの代名詞でもある「蟬」の使い方も絶妙で…。何が正しいのか間違っているのか…すっかり村田沙耶香ワールドに取り込まれてしまいます。殺人を真ん中に据えながら、おどろおどろしさを感じさせないのも驚きでした。

その他の3つの短編も、どれも想像を超えた驚きの設定!朝井リョウさんなどの作家仲間が、村田沙耶香さんのことを、愛をこめて「クレイジー沙耶香」と呼んでいる理由の一つに触れられた気がしました(笑)

  • 2018.10.06 Saturday
  • 14:38

備忘録〜個人的・書籍の感想〜

村田沙耶香『コンビニ人間』

第155回芥川賞作品の文庫化。

驚きました! 新しいものに出会えた喜び、という意味では(常に驚かされ続けている朝井リョウさんの作品をのぞけば、)西加奈子さんの『サラバ!』以来の衝撃度で、私のどストライクの作品でした!

 

 

社会が求めている「普通」とは? 幼い頃から「自分は何かを修正しなくてはならない」「治らなくては」ならない人間だと自覚している主人公古倉恵子。いわゆる「普通」からはみ出した自分を自覚しながら、「『普通の人間』の定型」に気付いていく主人公の目線は、無意識に社会不適合者をはじき出しそうとする「普通」の人間たちが、いかに乱暴でマニュアル的であるかをあぶり出していきます。

一体何が正常なのか…。そして、結局は一番見えていて、一番考えている主人公…。そこに関わってくるコンビニという存在…。コンビニについては、ネタバレになるので作品を読んでもらうしかないのですが、「普通」と私たちが信じている社会の隠された矛盾をつきながら、読者それぞれが問いかけられているような作品でした。本当に面白かった!

  • 2018.09.29 Saturday
  • 16:10

備忘録〜個人的・書籍の感想〜

よしもとばなな『サーカスナイト』

2013年の新聞連載時は、毎日楽しみに読んでいました。秋山花さんのイラストも魅力的で、イラストの全てが書籍の挿絵にはならないだろうなと思うと捨てられなくて、結局209回の連載をとっておいた作品でもありました。

再読してみて、毎日新聞で少しずつ読んでいくのと、作品として通して読むのとでは、それぞれのエピソードの重さ加減が違っているなあ…とその印象の違いに驚きました。(詳細を忘れていただけ…という話もありますが…笑)そういう意味では、二度別の楽しみ方ができるのが新聞小説なのかも…と改めて感じました。

 

 

よしもとばななさんと言えば、「死」とか「この世の神秘」といったものが、日常の中にすっと書き込まれるのが特徴的な作家さんという印象なのですが、『サーカスナイト』も、主人公さやかの周りにある数々の「死」や、さやか自身の持つ物の記憶を読み取るサイコメトラー的能力などなど、まさによしもとばななさんらしい一冊となっています。

もちろん、綺麗事だけでは終わらない現実やら、バイオレンスやらもあるのですが、新聞小説ならではのゆったり感が、「生きてるかぎり、ちゃんと生きたいなあ」とまっすぐに生きている主人公たちの息づかいにピッタリとあっていて、読者も「ちゃんと生きる」ことの幸せを感じ、また「ちゃんと生き」たくなってきます。

さやかの故郷である「バリ」が癒やしの場としてあり続けていることも象徴的で、もしかすると、『サーカスナイト』は、様々なものに渇いてきている現代人たちを癒やすおとぎ話として、紡がれていたのかもしれません。

  • 2018.09.22 Saturday
  • 11:05

俳句関連・書籍など 紹介

『夏井いつきの「月」の歳時記』

一つの季語に特化して徹底解剖する歳時記の第四弾!秋は「月」です!!

 

 

今回の新しいコーナーは、「沢山ある月の季語を、分かりやすく分類して、しかも目に見える形で解説したい」との副会長の思いから生まれた「月齢と月の季語のカレンダー」などの季語の解説です。
担当者に任命され、まずは「月」について知るところから始めた私ですが、季語が生まれた背景にある「陰暦」を知れば知るほど、日本人の生活の中にあった「月」というものを知ることになりました。そこから生まれたのが「陰暦の秘密」ページで、陰暦と現在私たちが使っている新暦とのズレの謎とともに解説しています。
月の姿を見れば、今日が何日であるかを知ることができた「陰暦」の生活!なかなかに魅力的で、きっと毎夜「月」を追いたくなることと思います。今回の私自身の一番の収穫は、月をみて「何日の月だ」と分かるようになったことかもしれません(笑)

 


もちろん、読者から投句された俳句が、超有名人俳人の俳句の横に並べられる目玉コーナーも、カラーページでどんと80句掲載されています!このシリーズで、ビジュアルデビューという言葉ができたとか…できないとか…(笑)俳句と写真との出会いにも驚きのある美しいページです。
そして、ローゼン千津さん担当の人気コーナー・サイエンスインタビューは、国立天文台の片山真人先生。月の俳句を例にあげながら、科学的にあり得るのか、あり得ないのか…というとてもユニークな切り口のインタビューです!私たちが抱く月に対する素朴な疑問も同時に解決されていきます。
2018年の「中秋の名月」は9月24日(月・祝)とのこと!名月の下「月」の歳時記を繙くというのも一興かもしれません。

  • 2018.09.15 Saturday
  • 10:27