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w closet×JUGEM

お便り&レポート

3 お便り

先日の「2 実践報告&質問→回答」の掲載後、ご質問いただきました先生からすぐに頂戴しましたお便りをご紹介します。「4 鑑賞会」に、その後の実践内容を掲載しいたしますのでご参考になさってください。

 

  ↓△箸癲読ませていただくにつけ、「なんとわかりやすい!」と感嘆しきりです。頭の中が整理されていくのを実感いたします。

 実は、今日も一クラスで俳句の時間を持ちました。早速、アドバイスを参考にさせていただきました。今回は、「俳句の種」を作る時間を長めにとり、完成した頃合いを見計らって「五月晴れ」、「梅雨入りし」、「梅雨曇り」の中から、季語を選ぶようにしました。

 

  五月晴れ絵の具で描いた記念館

  梅雨曇り中間テスト通知表

  バスの中流れる景色五月晴れ

  起きなさい怒鳴り込まれて梅雨入りす

  さみしくてネコが鳴き出す梅雨曇り

 

などの句が完成しました。明日は鑑賞会の予定です。

 

 

 私は、20年近いブランクを経て学校に戻ったのですが、アクティブラーニングが花盛りのいま、戸惑うことばかりです。 生徒達の意見のさばきや、学力・好奇心・向上心にばらつきのあるグループ内での学び合いが収拾のつかないものになってまったりするなど、この年になって試行錯誤を続けております。

 そのような中、俳句の鑑賞は、△濃任辰燭茲Δ法△泙世泙声蠱気蠅両態ではありますが、「なんちゃってアクティブラーニング」に近い形ができるのではないかと、密かに意欲を燃やしております。

 うまくいった時、行き詰まった時、ぜひまたご相談・ご報告させていただけたらと思います。

 

 俳句を始められたばかりだと言うのに、俳句から生徒さんたちが「取り合わせ」の型を理解しており、すでに先生流の「なんちゃってアクティブラーニング」の効果が見えているようでしたので、ぜひ鑑賞会の内容もお聞きしたくお願いしたところ、改めて鑑賞会の様子をお知らせいただけました。「4 鑑賞会」で掲載しますので、参考になさってください。

  • 2017.06.15 Thursday
  • 22:41

質問への回答

2 実践報告&質問→回答

 「1 実践報告&質問」の記事でご紹介しました「ご質問」への回答です。

 

Q 。隠臆擦稜亢腓亮錣涼罎法◆岾擇靴澆澄廖Α峭圓たいな」・「がんばるぞ」など、気持ちをそのまま言葉にしたものがかなりあったのですが、このような言葉が適切でない(?)ことをどのように伝えればいいのでしょうか。

 

A  岾擇靴澆澄廖屬んばるぞ」などの感情語の入った俳句は、どの教室でも多く見られる作品群です。感情語が入った佳句もありますので、絶対ダメという訳ではありませんが、感情語を入れて成功させるのは初心者では難しいのが現実です。「取り合わせ」の作り方でご指導をされているようですから、生徒さんには、
「楽しみだや、がんばるぞなど、答えを全部言ってしまうと面白くないよね。それに、みんなのつぶやいた俳句の種の気分を語ってくれるのが、取り合わせようとする季語だから、気持ちを全部12音の中にいれなくて良いんだよ。」
と伝えていただければと思います。
 nhkkの『俳句の授業ができる本』では、「『うれしいな』『かなしいな』俳句撲滅作戦」(P44)として、先にあえて感情語が入った俳句を作らせて、あとで、感情語を季語に置き換えるという手法を紹介しています。この撲滅作戦では、俳句の気分(感情)は、実は季語が担っているのだということを実感してもらうことができます。
 中学生と俳句作りに取り組まれているということですので、ぜひとも感情語の作品群を逆手にとって、「季語と関係のない12音」+「5音の季語」で作る「取り合わせ」が、なぜ後から季語を選んで取り合わせるのか、ということを中学生にも実感してもらう材料にしていただければと思います。
 「取り合わせ」という型では、個人個人のオリジナリティあふれるつぶやきと、感情まで語ってくれる季語とがスパークするので、初心者でもあっと驚く俳句が詠めるのだ、と分かってもらえると、12音と取り合わせる季語を自由に操ることを楽しみながら俳句に取り組んでもらえるのではないかと思います。
 また、今回「風薫る」・「衣替え」がお題となったようですが、生徒さんたちの作る俳句の種が前向きの気分でない場合もありますので、「梅雨曇」などの、陰の気分を語ってくれそうな季語も入れておくと、またできあがった句にバリエーションが生まれてくると思います。ぜひ、お試しください。

 

 

Q◆ヾ嫋泙垢觝檗◆峪笋眛韻厳亳海あるから」、「共感したから」と発言する生徒が多く、句自体の言葉や、情景に言及することが少なかったのですが、この辺りのアドバイスの仕方はどのようにすべきでしょうか。

A◆―蕕瓩ら上手く読み解くことは難しいので、「同じ経験がある」「共感した」という感想から初められたので構わないと思いますが、「どのような『同じ経験』なのか」、「どう『共感』したのか」などを具体的に聞いていくと、さらに深まっていったり、その発言をきっかけに、また別の発言が出てきたりという、好循環が生まれていくこともあります。
 また、句会(ライブ)では、良い点を深めていくことになると思いますので、話題となっている「俳句の中で季語がどう良い(効いている)のか」、「他の季語ではどう変わるのか」、など、作者がその季語を選んでいるということの意味に寄り添っていくと、作者の意図にも近づいていきますし、季語の深さに思い至っていき、鑑賞も自然に深まっていくことになります。

 さらに発展的な内容としましては、日々の作句の際などに時々、副会長が選句をしております「俳句ポスト365」の「天・地」の入選句などの中から、中学生の共感を呼びそうな句をピックアップしておいて、先に「どんな句だと思う?」と考えさせた後、副会長の選評を紹介して、鑑賞の練習と佳句に触れる機会を作っていくなどの方法も考えられます。

 

 

 先生の、「『俳句をする時間が楽しみ』、『句会が待ち遠しい』と生徒に思ってもらう」という目標に、同じ志で活動をしておりますnhkkとしましては、背中を押してもらった気がしました。「1〜2ヶ月に1度の句会を実践しつつ、生徒はもちろん私も成長できたら」とのこと、ぜひとも、今後の実践の様子などもお知らせいただきますようお願いいたします。

  • 2017.06.07 Wednesday
  • 23:32

お便り&レポート

1 実践報告&質問

 事務局に届きましたお便りとご質問を紹介します。句会ライブに参加された後、早速ご担当のクラスで句会を試みられた中学校の先生からの報告です。
(なお、ご質問に対する回答は、「2実践報告&質問→回答」として次の記事に掲載させていただきます。)

 

 私立中学校で非常勤講師として、中学1年生の国語を担当しております。 今年4月、高松での句会ライブに参加させていただきました。 以来、裾野の一員として、  語彙と発想の乏しさにうなだれる一方、言葉をめぐらすことが楽しく、一日一句を目標に句作に励む毎日です。
  もっと自分が経験を積んでやった方が良かったのは重々承知なのですが、「俳句って、けっこうおもしろい。」と思う生徒が一人でも二人でも出たらいいなと思い、5月24日に3クラスで句会を開催してみました。
  ’亢腓里靴み、音数の数え方、季語の説明。
  句会ライブで教えていただいた「取り合わせ」の方法で、12音の俳句の種を考える。
  今回の季語は、「風薫る」・「衣替え」のいずれかにする。
  ぐ貎唯院腺穏酩覆鮨佑砲聾せず、提出。
 
1週間後の5月31日(欠席者の関係で)、
  ヽ謄ラスで、無記名の俳句一覧表を配付。
  ¬枡匹掘△いい隼廚Δ發里鬘院腺俺臍ぶ。
  A完が、選んだ理由・印象・情景を発表する。
  た裕い旅發ったものを、5句程度とりあげ、作者を発表。
  ズ郤圓榔咾鵑西襍覆篁廚い鯣表。
  私がよかったと思う作品について、どんな点が良かったかを説明した後、季重なりについて注意。

 


 そこで質問といいますか、教えていただきたいのです。

 

。隠臆擦稜亢腓亮錣涼罎法◆岾擇靴澆澄廖Α峭圓たいな」・「がんばるぞ」など、気持ちをそのまま言葉にしたものがかなりあったのですが、このような言葉が適切でない(?)ことをどのように伝えればいいのでしょうか。

 

鑑賞する際、「私も同じ経験があるから」、「共感したから」と発言する生徒が多く、句自体の言葉や、情景に言及することが少なかったのですが、この辺りのアドバイスの仕方はどのようにすべきでしょうか。

 

 最大の目標は、「俳句をする時間が楽しみ」、「句会が待ち遠しい」と生徒に思ってもらうことです。私自身のレベルが低く、生徒にも「一緒に上手になれたらいいね。」といっており、生徒への要求ばかりが高くなってはいけないと思っています。無謀な取り組みとは思いつつ、せっかくやりはじめたことですので、1〜2ヶ月に1度の句会を実践しつつ、生徒はもちろん私も成長できたらと思っております。

  • 2017.06.07 Wednesday
  • 23:17

お問い合わせ先

実践報告などのお便り、ご質問お待ちしております

このたび、ホームページよりご利用できるフォームのアドレスが変更になりましたのでお知らせいたします。
HP上からフォームに移動される場合は、これまで通りHP左のバナーをクリックいていただければ、フォームに移動します。

皆様からの実践報告やお便りは、HPの左のバナーまたはこの

お便りフォーム(←ここをクリック) 

または、nhkk.info@gmail.com 宛にメールでお寄せください。


 

また、「俳句指導に関する俳句創作の指導方法」など、広く俳句教育に関する質問をお受けしております。「児童生徒さんの俳句に対する具体的な質問」などでも結構です。お気軽にご連絡ください。
なお、「質問箱」はHPの左のバナーまたは

「[nhkk質問箱]のフォーム」(←ここをクリック) 

よりおよせください。
質問の際の詳細は、フォームに記載しておりますのでご参考になさって下さい。

 

皆様からのお便りをお待ちしております。

  • 2017.05.27 Saturday
  • 19:11

お便り&レポート

朗読 源氏物語 全五十四帖 (全八巻) Pan Rolling / digigi

『源氏物語』全五十四帖。与謝野晶子による現代語訳をすべて朗読し、オーディオ化したCDセット。夏井いつき副会長の推薦文にひかれ、通勤の車内で聞いています。

 

 

私の義弟ニックは、チャイコフスキー国際コンクール優勝の経歴を持つアメリカ人チェリストだ。若い頃からアーサー・ウェーリー訳の源氏物語が愛読書。世界の本屋には各国の言語で訳された源氏物語が置かれている、と聞く。飛行機で隣り合った人と源氏物語の話で盛り上がる。源氏物語に憧れる外国人ファン聴いていると心が癒される。楽の調べのような岡崎弥保さんの声にも、同じ癒しの力がある。幼い頃眠るまで耳元で語ってくれた母の声のようにも思える。目を閉じれば、艶やかな女御の壺の燭の灯、さやさやと衣擦れ、新作の恋物語に笑い涙する人々、そんな風景が耳から直に心を揺さぶる。
今も昔も世界中の人を虜にする源氏物語に、日本人も改めて触れ親しめる機会がここにある。――俳人 夏井いつき

 

 

耳から入ってくる与謝野源氏。思った以上に記憶に残っていきます。また、衣擦れの音からその人の気配を感じるなど、現代以上に五感を研ぎ澄ましていたであろう平安時代が舞台であるというのも、耳から味わうのによく合っています。さながら、平安の女房の読み上げる源氏を聞いているかのようで、物語世界に自然にワープしていきます。各巻の冒頭の晶子の歌も耳に快く、歌で平安の世と現代を繋いでくれます。晶子にならってそれぞれ一句ずつ詠んでいくのも一興かもしれません。
伊井春樹先生監修のフルカラーの特別冊子も、分かりやすくてとても美しい。遠い大学時代、幸運にも受けることのできた伊井先生の集中講義を懐かしく思い出してもいます。

また、オーディオCDでは78枚(全8巻)の膨大な枚数になるのですが、MP3データ3枚組が選べるようにもなっていて、手に入れやすいのも嬉しいところです。

 

 

  • 2017.04.16 Sunday
  • 20:44