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夏休み句集を作ろう!コンテスト

朝日新聞掲載記事:夏休み句集を作ろう!コンテスト・表彰式

1月13日(日)付で朝日新聞に掲載されました「第12回夏休み句集を作ろう!コンテスト」表彰式」の記事のご紹介です。

 

 

句集コンテストの表彰式については、ブログ記事 第12回夏休み句集を作ろう!コンテスト表彰式 でもご紹介しております。

 

  • 2019.01.20 Sunday
  • 13:34

俳句関連・書籍など 紹介

『夏井いつきの俳句ことはじめ 俳句をはじめる前に聞きたい40のこと』

俳句入門「前夜」の方に送る一冊が出ました!入門前夜とは、初心者としての一歩を踏み出す前夜のこと。つまり、俳句のスタート地点にすら立っていない人たちに向けた書籍です。

 

 

俳句を全く知らない人が抱く、あまりにも素朴すぎて聞けなかった40の疑問あり、「NHK俳句」司会の岸本葉子さんとの「俳句初心者あるある」の特別対談あり、俳句ド素人5人の初吟行&句会体験記ありの充実の内容で、教養として知っておきたい俳句のあれこれも詰まっています。オールカラーで、楽しく可愛らしく分かりやすいイラストも満載!意外なプレゼントとしても使えそうです。

  • 2019.01.19 Saturday
  • 11:27

備忘録〜個人的・書籍の感想〜

沼田まほかる『彼女がその名を知らない鳥たち』

蒼井優主演の映画『彼女がその名を知らない鳥たち』は、そのコピー通りの「共感度0%、不快度100%」の「最低な女と男」のオンパレードで、それを演じる俳優さんたちの演技におののき、また賞賛しながら、「まぎれもなく愛の物語」としてのラストに衝撃をうけた作品でした。このあとの主人公はどうなるのか…、この結末は彼女の救いになっているのか…。ラストの解釈に悩んで手に取った原作本でした。

 

(写真は映画ポスターより)

 

原作では、主人公北原十和子と十和子から見た佐野陣治が丁寧に描かれていきます。二人が最低な人間なのは映画と変わらないのですが、十和子が陣治を嫌悪し、疑心暗鬼にかられながらも、彼から離れられない何かを抱いている様子が丁寧に書き込まれていきます。そして、執拗に出てくる象徴的なカラスの描写。もちろん、ラストの展開は同じなのですが、原作本を、十和子と陣治の物語として読んでいくと、その後の十和子の人生や、題名の「鳥たち」の意味が、やっと腑に落ちた気がしました。

 

 

(以下ネタバレありです)

陣治の死という、現実の生活の中で確かにそこにあった愛を手離すことでしか得られない「究極の愛」。しかし、宙ぶらりんに生きてきた十和子にとっては、この愛による解放が唯一の救いだったのかもしれません。子どもを産むことへの執着を持っていた十和子に、「俺を産んでくれ」と生きる道を遺していった陣治。ラストで滑空するように虚空へ迷い込んでいった陣治は、彼女をカラスたちから解放する鳥であり、また、「たった一人の十和子の恋人」として、十和子の一生の終わりまで内部を落下し続ける鳥となったのでしょう。

  • 2019.01.13 Sunday
  • 18:27

夏休み句集を作ろう!コンテスト

第12回夏休み句集を作ろう!コンテスト表彰式

自作の40句に表紙をデザインして応募する「夏休み句集を作ろう!コンテスト」は、一句賞や装丁賞であっても句集としての完成度が求められるハイレベルなコンテストです。
力作揃いの第14回表彰式も、愛媛県内にとどまらない全国からの入賞者が、会場の松山市立子規記念博物館に集合しました。
何度も挑戦し続けて力をつけ、上位入賞を勝ち取った子どもたちの晴れ晴れとした笑顔には、こちらまで清々しい気持ちにさせてもらいましたし、俳句にクラス全員で取り組んで、初応募にもかかわらず素晴らしい作品の数々で14名が入賞した愛南町立平城小学校の子どもたちの姿には、俳句の新しい可能性を感じました。

 

 

後半は、夏井いつき副会長の句会ライブです。子規記念博物館・今月の正岡子規の句「ふゝと笑ふ夫婦二人や福寿草」にちなんで「『ふゝ』と思ったこと」がテーマになりました。受賞者たちは軽やかに5分で一句を詠み、決勝戦には楽しい5句が並びました。

 

冬の鳥友だちいっぱいふふと笑う
うってもどるけんだまのわざりゅうの玉
大吉がひかってみえた帰り花
このふくをきるとにんじゃになれる冬
さくらんぼみんなでわらう運動場

 


 

接戦を勝ち抜いたのは、阿見果凛さんの「大吉がひかってみえた帰り花」。

一つだけ光って見えたおみくじを選んだら大吉だったという実体験からできた句だそうですが、取り合わせた季語について聞かれると、「『初詣』では近すぎるかなと思って「帰り花」を選びました」とのこと。さすがの入賞者ならではのコメントでした!

 

 

「新しいワザに挑戦していきたい!」
「これまで使ったことのない季語を使いこなしていきたい!」
進化し続ける子どもたちのコメントが印象的だった表彰式でした。

  • 2019.01.12 Saturday
  • 21:06

備忘録〜個人的・書籍の感想〜

『今、何かを表そうとしている10人の日本と韓国の若手対談』

日韓国交正常化50周年にあたる2015年から3年間にわたって行われたプロジェクト「日韓若手文化人対話―ともに語り、考えを分かち合う」の記録です。20代から40代前半の「今、何かを表そうとしている」クリエイター5組10人が、日本と韓国を行き通いながら行われた2度の対談の様子と、対談前後に交わした手紙が収録されています。

西川美和(映画監督)× ムン・ソリ(女優/映画監督)

寄藤文平(グラフィックデザイナー)×キム・ジュンヒョク(小説家)

光嶋裕介(建築家)×アン・ギヒョン(建築家)

朝井リョウ(小説家)×チョン・セラン(小説家)

岡田利規(演劇作家)×キ・スルギ(アーティスト)

 

 

映像、アート、文学、建築、演劇…各分野の若手文化人の対談は、日韓の歴史問題などには一切触れることなく、それぞれが“今表そうとしている何か”について純粋に語り合っていきます。もちろん、文化の違いによる表現や発想方法の相違なども見えてくるものの、それ以上に、純粋に表現し続けるクリエーターとしての共通点の方が、読者には強烈な印象を残していきます。

また、携わっているジャンルによって、個人で作品を表したり(アートや小説)、人との関わりの中で自分の役割を果たして表したり(建築や映画や演劇)と、それぞれの立ち位置や考え方の違いや、完成の仕方の違いが詳らかにされていくのも大変興味深いところです。それぞれのクリエイターの拘りがたいへん面白く、読みどころです。一口に「表現」と言っても様々であることを、5つの対談によって様々な角度から眺めることができる一冊です。

朝井リョウさんと対談した、チョン・セランさんの『アンダー、サンダー、テンダー』はすぐに手に取ることのできそうなので、未知の領域だった韓国文学に触れてみたくなりました。

  • 2019.01.05 Saturday
  • 19:19