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事務局レポート

竹田美喜総館長講演「子規の最期」レポート

2月16日(木)、松山市の味酒公民館にて開催された、松山市立子規記念博物館総館長の竹田美喜先生の講演に参加してきました。

令和4年度味酒地区人権学習会として子規没後120年記念を記念した講演で、タイトルは「子規の最期ー深い愛に守られてー」。私自身は、町内の回覧板で講演の開催を知ったのですが、参加してみると、コロナによって延期されて3年後にやっと開催が叶った講演だと知り、偶然にも参加できた幸運を喜びながら拝聴しました。

 

 

冒頭、コロナを経ることで、先生ご自身が支えあうことで得られる力を強く感じるようになり、子規の最期に対してのとらえ方が変化してきた、とのお話ではじまりました。以前は、病気の中で子規がいかに頑張っていたのか、という趣旨で講演されることが多かったそうですが、現在は、看病する側の愛情があったからこそ子規の偉業が達成されたのだ、と考えられているとのこと。子規とお弟子さんたちのそれぞれが力を与え合い、愛を与えあうことで苦しい闘病の中を生きることができたのだ、とのお話に大変興味をひかれました。

子規を見守ってきたオールスターが写真付きで登場し、病床日記や、仰臥漫録、病床六尺などの資料もたくさん紹介されていくので、子規の最期にとどまらず、子規の生涯をなぞっていくことができる講演となっていて、子規の総復習をできたような気がしました。特に、先生の私物である『仰臥漫録』の複製本を拝見できたのが貴重な体験で、死によって記入することなく終わってしまった真ん中の空白ページに、胸が詰まりました。

繋がりあうことができづらくなった世の中だからこそ、繋がれているすべてのものを大切にしながら、今目の前にあるものを無二のものとして、一つ一つに丁寧に向き合っていきたいと感じた夜でした。

  • 2023.02.23 Thursday
  • 17:28

事務局レポート

あしらの俳句甲子園2023

あしらの俳句甲子園2023観戦!

大人も楽しめる俳句甲子園「まる裏俳句甲子園」が、2020年9月より実行委員会の変更と共に、「あしらの俳句甲子園」と名称を変えた大会です。副会長の夏井は、五十嵐秀彦先生、岸本尚毅先生と共に審査員での参加です。

私は、午後からのみの観戦でしたが、出てくる俳句の素晴らしさに舌を巻き、素晴らしいディベートの応戦に大いに笑い、楽しい時間を過ごさせてもらいました。

大会の様子は、昨日の前夜祭とともに「ツイキャス」でも配信されていたので、ご自宅から観戦された方も多かったのではないかと思います。

 

 

全国から集まった方々の熱気に包まれた会場では、旧知の方々だけでなく初めてお目にかかる方々も多く、私自身、コロナをはさんで久しぶりの観戦であることを実感しました。

また、日本俳句教育研究会宛てに、実践をお送りいただき、本ブログでも紹介させていただいていたクラウド坂の上先生や、山本先生とも初めてお目にかかることができ、大変嬉しく思いました。

山本先生は、チームくじら雲で優勝! 副会長の審査新優秀賞も受賞されていました。おめでとうございます。

こうやってご自身でも俳句を楽しまれている先生方の実践を、どんどん紹介していけるnhkkでありたいと感じました。

 

また、本選には、我がカルチャー教室のアイドル・小五のさなも出場していたので思わず応援にも力が入りました。彼女が立派にディベートをこなす姿に、楽しむことに年齢によるハードルはないのだ、と改めて感じました。

俳句を通して子ども達に対してやれることもまだまだ沢山ありそうだ、との思いを強くした「あし俳」観戦でした。

  • 2023.01.08 Sunday
  • 20:11

事務局レポート

第25回俳句甲子園 

3年ぶりに全国からチームが集まってリアル開催となった俳句甲子園!

20日は、予選リーグが開催されている大街道に向かいましたが、コロナの間に高校生は一新され、三年生にとっては最初で最後の松山開催とあって、いっそう熱気が感じられました!!

 

 

各会場を回っていると、審査員を務めている会長と副会長を、同じ会場で発見!

また、以前nhkkが関わっていた俳句コンテストに、小・中学校の間応募してくれていた子どもたちが高3生となって出場していて、母のような気持ちで、感慨深く試合を見守りました。

ギャラリーの中にも様々な俳句の場で出合った懐かしい面々を見つけ、さながら俳句甲子園という名の同窓会のようでした!

 

21日の決勝リーグは、最近のコロナ感染拡大で無観客に変更になってしまったので、YouTubeでの観戦となりましたが、素晴らしい戦いが繰り広げられ、一日パソコンの前を離れられませんでした!

戦いの模様は、YouTubeのアーカイブにも残っているようです。

 

キャメリアホール

 

会議室

 

写真は俳句甲子園HPより

 

結果の詳細も、あらためて俳句甲子園HPにて掲載されますが、ぜひ動画で生のディベートの迫力をどうぞ!

 

  • 2022.08.22 Monday
  • 00:00

事務局レポート

中学生俳人決意の詩

副会長のブログ夏井いつきの「いつき組日誌」にて、中学生俳人・颯萬くんの詩が掲載されていました。

俳句への思いが結実した詩です。

以下、副会長のブログからそのままに転載してご紹介いたします。

************

少年の日の決意の詩

愛媛県には少年式という儀式があります。

二月四日、立春に行われるのです。

中学生俳人颯萬くんからのお便りです。

凛々しくてかっこいい志です。

 

◆俳号 颯萬

◆お便り

夏井先生こんにちは!

二月四日に少年式がありました。

少年式とは、十四歳が自覚、立志、健康を誓う日のことで元服に由来するのだそうです!

今年はリモートで、教室で式が行われました。

教室で代表者の詩を聞いたり、瓦に好きな四字熟語を書いたりしました。

そして、全員が今考えている決意や思い、大切にしていることを詩にまとめました。

僕は、俳句についての詩を書きました。(最後の俳句の、「南中生」というのは、南中学校の生徒、という意味です。)

 

 

(写真は、夏井いつきの「いつき組日誌」より)

 

そしてみんなで、クラスの詩集を作りました。

詩集を読むと、人によって考えなどが違っていて、面白いと思ったり感動したりしました。

この気持ちを大切にして、ねらいをもって、自分らしく生きていきたいと思います。

颯萬より

  • 2022.02.08 Tuesday
  • 08:35

事務局レポート

ベネッセ教育情報サイト:俳句の作り方

ベネッセ教育情報サイトにて、7月27日付で、

【小学生・中学生向け】俳句の作り方 ルールやコツを初心者にもわかりやすく解説

が掲載されました。

 

(写真はYahoo!ニュースより)

 

夏休みを利用して小中学生の俳句作りに役立ててもらえればと、俳句の作り方のコツをはじめ、有名俳句なども紹介しています。副会長のFAQもついています!

参考にしていただければ幸いです。

  • 2021.07.28 Wednesday
  • 00:16

事務局レポート

朝日新聞EduA:インタビュー記事掲載のご案内

本日5月13日付で、「朝日新聞EduA(※)」に日本俳句教育研究会が受けましたインタビュー記事が掲載されましたのでご案内いたします。

 

季語を通して身の回りの豊かさを知る 日本俳句教育研究会に聞く、「俳句」を学ぶ意義

 

 

学校での俳句、家庭での俳句……などなど、意欲的に様々に質問いただきまして、「簡単に作れる俳句」「作者の感情を語ってくれる季語」「五感をフルに使う俳句」「17音で想像力や共感力の育つ俳句」を様々に語っていく中で、話は5回研究発表大会の家串小学校の発表にも及びました。

記事では、お話しました俳句の可能性や魅力を「子どもの教育に生かす」という切り口でまとめてくださっています。

ぜひご参考になさってください。

 

朝日新聞EduA

「朝日新聞EduA(エデュア)」は、学齢期の子どもを持つ保護者と、学習や教育に関するさまざまな迷いや悩みを共有し、よりよい選択を共に考えるメディアです。
勉強法に習い事、学童保育や塾、進路――。
多様な選択肢の中から、我が子に合った質の高い教育を見つけ、選ぶには、正しい情報が必要です。
EduAは、経験豊富な講師陣らを迎え、確かな取材に基づいた信頼できる教育情報をお届けします。

  • 2021.05.13 Thursday
  • 11:18

事務局レポート

浜松市立高等学校・句会ライブ

修学旅行で松山を訪れている浜松市立高等学校。「松山はいく吟行体験コース」を選んでくれた皆さんとの句会ライブです。

「松山はいく」のガイドさんに俳句のレクチャーを受けて吟行体験した後の、修学旅行生対象の句会ライブは、松山市立子規記念博物館では視聴覚室で行われることが多いのですが、今回は初めての和室! 約50名がぎゅうぎゅうに詰まったのもあり、より一体感が生まれた句会ライブとなりました。

 

 

皆さん、松山城を散策してきたそうで、松山城観光のパンフレットにいれたいような独創的な句がずらり!

意欲作も見られ、中には堂々と「無常観」を詠んだ句やら、無季自由律の25音の句まで登場しました。

決勝に残った句にも、「伊予弁」を詠み込んだり、修学旅行で学んだ「先人の影」、「石垣の苔の勇ましさ」などなど様々で、楽しませてもらいました。優勝は、「冬の風」が「寂しさ煽る」という句に! 「煽る」という表現に皆の共感が集まっていました。

 

 

また、「松山の龍」を詠んだ句を、「雲の隙間からさしてきた陽の光がまるで天にのぼる龍のようだったのでは!?」という鑑賞が出てきた時には驚きましたが、作者に聞いてみると、まさに鑑賞通りに「隙間からさす陽の光を龍に見立てた」とのこと。和室が賞賛の「お〜!」の声で満たされました。

浜松市立高等学校の皆さんの感性と詩心に驚かされ、また、大いに笑った句会ライブでした。

  • 2019.12.04 Wednesday
  • 18:30

事務局レポート

松山市制施行130周年記念『第22回俳句甲子園全国大会』

俳都松山の夏の風物詩ともなった「俳句甲子園」!

8月17&18日の二日間、大街道商店街特設会場と松山市総合コミュニティセンターにて、熱い戦いが繰り広げられました。
俳句もディベートもレベルアップして、予選からチームの差が全くない状態でまったく旗の数がよめません! 審査員の好み次第でいかようにも判定が変わりそうな好試合ばかりでした!

 

 

令和初めての優勝は弘前高等学校!
最優秀句は、開成高等学校 重田渉さんの「中腰の世界に玉葱の匂ふ」に!

それにしても、表彰式の個人賞の発表は何度見てもよいものです。チームメイトの受賞に喜ぶメンバーたちの様子からも、俳句甲子園までのそれぞれのチームが送ったであろう充実の日々が想像させられ、胸が熱くなりました。

 

 

表彰式後には、恒例となったプレバト!!芸人VS優勝校のエキシビションマッチも開催。東国原英夫さん、立川志らくさん、フルーツポンチ村上健志さんが来松し、キャメリアホールは最後まで満席でした。放送も楽しみです!

  • 2019.08.18 Sunday
  • 20:32

事務局レポート

愛知県立大府東高等学校・句会ライブ

松山を修学旅行で訪れている愛知県立大府東高等学校の皆さん。希望のコースに分かれての愛媛体験の一日です!

「松山はいく吟行体験コース」は、松山はいくのガイドの方から、簡単に俳句を詠めるようになるとっておきの「コツ」を習い、一緒に歩きながら俳句を詠んで、句会ライブに参加するコース。今日は、坂の上の雲ミュージアムや松山城を散策して詠んだ俳句が揃いました。

句合わせを勝ち抜いた優勝は、「坂の上の雲」を彷彿とさせる季語「雲の峰」にこだわって、正岡子規や夏目漱石といった「詩家」に思いをはせた句に!

 

 

また、松山城の天守閣で感じたすがすがしい風の句には皆の共感が集まりましたし、ガイドの方から教わった「切り込みハギ」という石垣の積み方をサラリと詠み込んだり、旅行で出会った砥部焼の風鈴を五十という数詞と共に詠んだ句や、修学旅行ならではの、瀬戸内の潮の匂いを感じる句に人気が集まりました。

その他にも、オノマトペの面白い句がいくつも出てきたり、青春ならではの友との旅を詠んだ句や、うまくいかないもどかしい青春を笑い飛ばすような「放屁」を詠み込んだ句など、ユニークな句が並びました。

 

 

決勝の句や入選句を大短冊に書いていたのですが、解散後「記念に!」とほとんどの生徒さんが持って帰ってくれたのも嬉しいビックリでした! 修学旅行での一つ一つを大切にしている生徒さんたちとの気持ちの良い時間でした。

  • 2019.06.06 Thursday
  • 19:41

事務局レポート

三重中学校・句会ライブ

松山で修学旅行中の三重中学校の皆さん。道後を散策して俳句を詠んでくれた生徒さんがいるとのことで、松山市立子規記念博物館へ句会ライブに行ってきました。
決勝十句の句合わせで、頂点に立ったのは、現在改修工事中の道後温泉本館(入浴はできます)に降臨した、手塚治虫さんの火の鳥のオブジェから発想を得た句に! 火の鳥によって道後温泉が沸いているような愉快な句でした。

 

 

その他にも、〈道後温泉の刻太鼓〉〈道後温泉〉〈道後温泉別館 飛鳥乃湯泉〉〈道後温泉別館 飛鳥乃湯泉〉〈伊佐爾波神社の階段〉〈坊っちゃん列車〉〈市内電車〉〈道後ハイカラ通り〉、そして、LAWSONの看板にあるツバメの巣の句まで…、道後の観光案内に使えそうな楽しい佳句がズラリ!

(追記:5月末頃にはこのLAWSONのツバメの巣がネットで話題になっていて、ニュースの先取りで驚きました。)

 

 

明るく気持ちの良い三重中学生の皆さんと素敵な俳句に出会えた、楽しい道後でのひと時でした。

  • 2019.05.15 Wednesday
  • 20:28